名手・達人の言葉

2011.11.30

最後のパットまでベストを尽すことができない人を、私はゴルファーとは認めない。――ボビー・ジョーンズ
この「言葉」は何の含みも阿諛(あゆ)も皮肉もなく、ストレートだ。この直截的物言いをしているということは、球聖がいかにこういう人を軽蔑していたか判ろうというものだ。

よくいますね、この手合いが。順調にいってる時は真剣そのものだが、大叩きしようものなら「遊び、遊び……」と言う奴。そしてけしからんことには、一生懸命にやっている同伴競技者にまで「遊びなのにどうしてそんなに真剣にやるの?」などと、のたまう不届きな輩(やから)。

ジョーンズは若くしてトーナメントゴルフから退いたが、それは故郷で仲間たちと“ゴルフ”をしたかったからだ。腕前には関係なく、最後までベストを尽くすこと。それが真のゴルファーだということを球聖は言いたかったのである。

 

■ボビー・ジョーンズ(1902~71年)
米国ジョージア州アトランタ生まれ。父親がゴルファーで生家も庭がゴルフ場続きであり、5歳で自然にクラブを握る。14歳で全米アマに出場。その後、数々の選手権に優勝。特に1930年には世界の4大タイトル、全米、全英両オープン、両アマに優勝、年間グランドスラムを達成。この記録はいまだに破られていない。全英オープンに勝ち、祖国に凱旋した時は国民的英雄となった。これを契機にアマのまま引退。故郷アトランタに戻り弁護士活動の傍ら、オーガスタナショナルGCを設立、マスターズトーナメントを主宰。4大メジャーの一角を担っている。不世出の球聖として歴史にその名を刻む。

ゴルフ名言集へ ≫≪ ゴルフコラムTOPへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー