名手・達人の言葉

2011.08.24

日本ゴルフに意義ある六甲山にでもゴルフ博物館を建設して、ゴルフに関する書籍などを永く保管陳列しては如何でしょうか。――西村貫一
1982年(昭和57年)、日本最古のゴルフ場・神戸GCのある六甲山にではなく、廣野GCにJGA(日本ゴルフ協会)ミュージアムが開館した。

西村貫一が表題の「言葉」を提言したのは1930年(昭和5年)。開館の年をさかのぼること52年前である。この「言葉」は、西村が著した『日本ゴルフ史』(文友堂書店発行)のなかに書かれている。

西村は日本最初のゴルフ文献収集家として知られ、1934年、三越本店で開催した日本最初のゴルフ展ではガッタ・パーチャ・ボールやゴルフ古書などを出品している。

JGAミュージアムに尽力のあった、というよりほとんど一人で展示品収集にあたった摂津茂和(せっつもわ)氏は「日本で最初にゴルフ博物館設立を言い出したのは私だと思っていたのに、半世紀も前に提案があったとは自分の不明さを恥じる」と述懐している。

 

■西村貫一(にしむら・かんいち 1892~1960)

ゴルフ文献収集家。1930年(昭和5年)著書である『日本ゴルフ史』は大阪の文友堂書店より発行された。ゴルフ史書のバイブル的存在。氏のゴルフ歴は詳(つまび)らかではないが、そちらのほうで知られるのは夫人のまさ。神戸GCの日本の女性競技で初めてチャンピオンになっている。大正時代の関東・関西婦人対抗戦では関西チームの中核であった。

 

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