名手・達人の言葉

2011.08.17

いや、私は右手で賞金の小切手をもらうから、どうぞご心配なく!――ボビー・ロック
南アのボビー・ロックはパットの名手であったが、スロープレーヤー、変則スウィングの持ち主としても名を馳せていた。

そのロックが1947年、初めて米国のプロ・サーキットに登場したとき、あるスポーツ新聞が「今までに見た最悪のスウィングの持ち主」と酷評した。

しかし、ロックは自分のプレースタイルのように冷静に、そんなことフン! と鼻であしらう始末。

すると今度は腕に覚えがあるのか、その新聞のゴルフ記者が「あんたのスウィングがへんてこりんなのは、左手グリップが弱いからだよ」と講釈をたれ……。終わらないうちにロックが発した「言葉」が表題のそれだった。

スウィングは変則でも“切り返し”の素晴らしさで、ロックの1本勝ち!

それにしても全英オープンには4回も勝っているのに、米ツアーには背をむけていた理由はこれが原因だった?

 

■ボビー・ロック(アーサー・ダーシー・ロック 1917~)

南アフリカ生まれ。父親は北アイルランドからの移住で、運動具店を家業にして成功。その父親から球聖ボビー・ジョーンズの本を与えられて薫陶を受け、18歳で南アオープンに優勝。38年プロ入りした年にニュージランド、アイルランド両オープン、次の年にはオランダオープンを制している。米ツアーへは47年から2年半参戦し、59試合に出て13勝、2位が10回と赫々(かっかく)たる戦績を残している。その後、なぜか米ツアーへは背を向け、49、50、52、57年と全英オープン4回優勝。他にフランス、アイルランド、スイス、ドイツ、エジプト、オーストラリア、メキシコ、カナダの各オープンも制し、コスモポリタンの面目が躍如している。

 

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