名手・達人の言葉

2011.06.29

サインはファンにとって大切な思い出。小切手にならどんなサインでもいいが、ファンへのサインは誰のものなのか読めるように書かなければいけない。――アーノルド・パーマー
いささか旧聞に属するが、昨年の米国でのプロゴルファー総収入ランキングをご存知だろうか?

1位、T・ウッズ(7400万ドル)、2位、F・ミケルソン(4000万ドル)は順当としても、3位にはなんと今年9月で82歳になるアーノルド・パーマーが3600万ドル稼いでランクインしているのだ。

パーマーは、現在の米ツアーを興隆に導いた第一人者である。二クラスに記録では劣るものの、記憶に残る、人気度という点ではパーマーに軍配があがるだろう。

パーマーが米ツアーにデビューした49年にTV中継が定期的に始まり、初優勝した55年からマスターズ中継が始まった。

そのTV映像のなかで、パーマーはパーマー・チャージなる扇情的なゴルフを展開し、アーニーズ・アーミーと呼ばれたファン軍団を中心にして全国民を熱狂の渦に巻き込んだ。その人気は現在も続いていて、それが総収入3位につながっているのは間違いない。

ゴルフスタイルもだが、その陽気で開放的な性格、最強でありながら誰にでも話しかける気さくさが人気に拍車をかけたのである。そんなことが彷彿とされる表題の「言葉」である。

日本でも文字が全く判読できないサインにお目にかかることがあるが――これが実に多い――誰だかわからなければどんなメッセージも伝わらない。

パーマーの「言葉」をかみしめて欲しいものだ。

 

■アーノルド・パーマー

1929年米国生まれ。ウェイクフォレスト大学在学中に全米アマ優勝。PGAツアーに参加。60勝をあげている。シニアで獲得したタイトルは10勝。ツアーでの勝利のなかには全米オープン、マスターズ、全英オープンのメジャータイトルも含まれているが、全米プロは2位は3回あるが、優勝はなく、グランドスラマーにはなっていない。しかし、プロ入りから一貫して、チャージ・スタイルは変わらず、圧倒的人気を呼び、アーニーズ・アーミーなる親衛隊を生み、国民的ヒーローとなった。ゴルフを米国のメジャースポーツの地位へと引き上げる牽引力となった。

 

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