名手・達人の言葉

2011.06.15

真のナイスショットとは、最大の危機において、しかもそれが最も必要とされる時に打てるいいショットだ。――バイロン・ネルソン
この「言葉」を聞くと、一般アマチュア同士でラウンドする時、半ば儀礼的に褒めあう“ナイスショット”とは全く次元の違うショットの本質が見えてくる。

何度か登場しているネルソンは、ほとんどこの先、破られることがないであろう空前絶後の記録の持ち主。

それは「奇跡の1年」と呼ばれる1945年。ネルソンはその年に11連勝、年間18勝、勝率6割、平均ストロークは120ラウンドで68.33というとてつもない記録を残している。

そんなネルソンだからこそ言えた「言葉」であろう。

ここからわれわれ一般アマチュアが学ぶべきは、自分のナイスショットを検証できるかということ。言いかえれば、ここぞという時に、自分の思いどおりのボールが打てるかどうかで真価が決まるということだ。

そうでなければ、ふだんのナイスショットは単なる偶然から生まれた似非ナイスショットということができるだろう。

 

■バイロン・ネルソン(1912年~2006年)

テキサス州フォートワース生まれ。10歳からキャデイを始め、20歳でプロ入り。仲間にはベン・ホーガンがいたが、性格は正反対だったという。その後サム・スニードを加えた3人は、「ビッグスリー」として時代をリードした。1937、42年にマスターズ優勝。39年には全米オープン、全米プロは40、45年の2度優勝している。また45年には前人未踏の11連勝を達成し、年間平均スコア68.33という驚異的数字を残している。ヒッコリーシャフトから、当時開発されたスチールシャフトにいち早く切り換え、それが美しいワンピースのスウィングを獲得する要因になった。引退してからもネルソンに師事するために門を叩くトッププロは多く、長くツアー界の大御所として君臨した。

 

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