名手・達人の言葉

2011.05.25

ゴルフ規則は自由の拘束ではない。プレーのための福音書と考えるべきだ。――バーナード・ダーウィン
以前にも何度か登場しているから、バーナードは、あの『種の起源』を著して進化理論を確立したチャールズ・ダーウィンの初孫であることはご存知だろう。

そのバーナードは“最も偉大なゴルフエッセイスト”として、洒落っ気から本質的警句まで多くの「言葉」を遺している。

今回は後者、ゴルフの本質を衝いている「言葉」を紹介しよう。

あなたは例えば、OBをしたり池ポチャをしたりすると、悔しがったり怒ったりはしないだろうか? その際の1打のペナルティを“罰打”と思っていないだろうか?

これは全くの勘違いであることを、バーナードは教えている。

つまり、人が踏み入れないようなブッシュに入ってOBになったりすると、ゴルフの原則『Play the ball as it lies』(ボールはあるがまま)からすると、そのブッシュに入って打たなければならない。池ポチャのボールなら、本来ならば池の中に潜ってでも打たなければならないのである。

それがたった1打のペナルティを払うだけで、また打ち直してプレーを続行できるのである。

これが福音でなく何であろうか……。そういうことでなのである。

 

■バーナード・ダーウィン(1876~1961年)

『種の起源』で有名な進化論学者チャールズ・ダーウィンの孫。英国では6人の最高のエッセイストの1人とされる。ケンブリッジ大学法律学部卒業後、弁護士に。卓越したアマゴルファーでもあり、全英アマ準決勝に進むこと2回。1923年に始まったウォーカーカップでは英国チームの主将も務めている。エッセイストとしてのスタートは1907年「イブニングスタンダード」に週1回のコラムを依頼されてから。以後「カントリー・ライフ」「タイムズ」「サンデー・タイムズ」と次々に執筆。生涯に著したコラム、エッセイが3000本、著書37冊、序文66冊。ゴルフ進化論に果たした役割は祖父に比して遜色ないと評される。

 

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