名手・達人の言葉

2011.04.27

人間のスウィングは不純物に汚されているので、ボールをたくさん打って洗練させなければならない。――ベン・ホーガン
ホーガンは、手の平が血で真っ赤に染まるほど練習の虫だった。

「試合で勝つことより練習が楽しかった。3日休めば、元に戻すのに3カ月かかる気がして毎日練習したんだ」と自伝で述べている。

ホーガンがツアーに出ていた頃は、練習とは、朝カラダをほぐすくらいの感覚でしかとらえられていなかった。

試合が終わるとシャワーを浴び、酒を飲み、ポーカーに興じるというのが当時のプロたちのライフスタイル。それをホーガンが変えた。ラウンド後もホーガンを真似て、練習場に足を運ぶプロが散見されるようになったのだ。

ホーガンは19歳でプロになったが、活躍し始めたのは30代半ばを過ぎてから。練習による練習で角を矯(た)めていたわけだ。

その結果、「私はクラブフェースの3つ目の溝で打つようにしている」との境地に達する。

ホーガンは天才というより、孤高の努力の人なのである。

 

■ベン・ホーガン(1912~97年)

米国・テキサス州生まれ。19歳でプロ入り。173センチ、74キロと小柄ながら稀代のショットメーカーとして、伝説的な存在。全米オープン4回、マスターズ2回、全米プロ1回、全英オープン1回の優勝歴を持つ。圧巻は1949年、再起不能といわれるほどの自動車事故に遭いながら、奇跡のカムバックを果たしたことでも知られてる。不屈の闘志、「アイスマン」と称された冷静沈着なプレーで、53年には全米、全英両オープン、マスターズと勝利し、同年グランドスラムのチャンスだったが、全米プロには重きを置かず不出場。飛行機嫌いで、全英オープンも1回獲ったらやめてしまったほど。ボビー・ジョーンズと並び「最強のゴルファー」と称されている。

 

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