名手・達人の言葉

2011.04.13

実は1935年生まれが本当。つまり、42歳5カ月3日ということなんだ。――ゲーリー・プレーヤー
1978年、マスターズ最終日の18番グリーン。プレーヤーは下り20メートルのパットを残していた。グリーン奥からのパットは高低差が1.5メートルもあり、最終日のピンの定位置(左バンカーのすぐ手前)からすると、強めに打つとバンカーまで転がることもしばしば、というシュチエーションだった。

プレーヤーはそのパットを神がかり的に入れて、奇跡の大逆転劇を演じた。

「神が乗り移ったとしか言いようがない。優勝後のインタビューでも体の震えが止まらなかった。多分、神はまだ去っていなかったのだろう」

ところで……、それまでの最年長優勝はサム・スニードの41歳11カ月15日だった。プレーヤーは41歳5カ月3日で、惜しくもその記録を破れなかった、と報じられた。

ところが、実はプレーヤーは1年増して42歳5カ月3日だったのだ!
「公式ツアーブックに1936年生まれと記されてあるのだが、実は1935年生まれの間違いなんだよ」

こうして、42回目のマスターズは42歳のプレーヤーが勝って、最年長優勝記録となったのである。

その記録は、帝王・ニクラスが1986年に6回目の優勝を果たした年に破られている。帝王の記録は46歳2カ月16日と年齢を刻んでいた。

 

■ゲーリー・プレーヤー(1935年~)

南アフリカ・ヨハネスブルグ生まれ。幼くして母親を亡くし、父親は炭鉱で働き、貧困な少年時代を送った。スポーツ万能であったが、ゴルフを選んだのは15歳のとき。その6年後には南アオープンで優勝する。地元有志のサポートで米ツアーに参戦。メジャーでは、全英3勝(59、68、74年)、マスターズ3勝(61、74、78年)、全米プロ2勝(62、72年)、全米オープン1勝(65年)の全9勝。また米ツアーで24勝、シニアツアーで19勝し、全世界で150勝以上を挙げた。ニックネームは黒豹。ニクラス、パーマーとともに『ビッグスリー』として、世界のゴルフシーンをリードした。日本にも馴染みが深く、青木功と親しい。プレーヤーが持つ牧場の愛馬には青木の信条「忍耐=ニンタイ」の名前をつけた。

 

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