名手・達人の言葉

2010.09.29

ゴルフに、遊びのゴルフとか真剣にやるゴルフとかはない。ゴルフはゴルフだよ。――中部銀次郎
前回、青木功の“手を抜かないゴルフ”を紹介した。実はこの姿勢は、青木の無二の友人だった中部銀次郎に触発されたものだった。

青木が我孫子GCでキャディをしていた頃、中部一家がプレーヤーとして出入りしていて、2人は知り合った。育ちや生活環境こそ違ったが、同じ年齢ということもあり、その後親しく交わっている。影響を受けたのは、むろん青木。その頃、中部はすでにアマチュア界のプリンスであったのだから。

ともかく、中部はどんな下手な人とラウンドする時でも、手抜きや遊びの姿勢は微塵も見せなかった。

「日本アマでやる時と仲間でやる時と、違うゴルフができるほど、おれは器用ではないよ。ゴルフはゴルフ、ひとつしかない」。この「言葉」は筆者も実際聞いている。

中部を慕ってプロからダッファーまで集まってゴルフをした「シルバークラブ」。そのダッファーの部類であった筆者の体験からも実証できる。

和気藹々の言葉は交わしながらも自分のプレーを変えない、いつもの中部がそこにはあった。

 

■中部 銀次郎(なかべ・ぎんじろう 1942~2001年)

山口県下関市に大洋漁業を営む一族の御曹司として生まれる。虚弱な体質のため、幼少より父の手ほどきでゴルフを始める。長ずるにしたがって腕をあげ、天才の出現と騒がれた。甲南大卒。60年、18歳で日本アマに出場。62年、20歳で日本アマ初優勝。以後64、66、67、74、78年と17年にわたり、通算6勝の金字塔をうちたてた。67年には西日本オープンでプロを退けて優勝。プロより強いアマといわれた。しかし、プロ入りはせず、生涯アマチュアイズムを貫いた。01年、永眠。

 

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