名手・達人の言葉

2010.09.15

ゴルフには唯一絶対の命令がある。それは、“ボールを打て!”――サー・ウォルター・シンプソン
シンプソンは、ゴルフが勃興したその初期に『The Art of Golf』を著し、ゴルフの本質“ゲームの機知と英知”に迫った。

その中にある一節が表題の「言葉」である。

「上達する練習段階ではいくら悩み呻吟してもいいが、いざコースに立ったら、虚脳状態。つまり頭を空っぽにしてボールを打つことだけに専心する。これが上手くなる秘訣のひとつ」と記した。

だから、頭と心が空っぽの人、アホな人ほど上達すると皮肉も忘れなかった。

他にも例えば「力では飛ばない。タイミングで飛ばすのだ。ヘッドをシャープに振りなさい」などの「言葉」も遺されている。

驚くのはこの本が19世紀に書かれたもので、現在も全く色褪せてないことである。不朽の名作といわれる所以である。

 

■サー・ウォルター・シンプソン(1842~1899)

スコットランドの貴族にして詩人。ゴルファーとしての戦績は残されていないが、1887年に上梓された『The Art of Golf』は史上初めての本格的ゴルフ書として不朽の名声を得ている。この時代以降のゴルファーに多大の影響を与えたが、それはゴルフを哲学としてとらえ、肉体と精神の快適な融合が得られる人生最大の教科書と位置づけたためであろう。トム・モリス、ウィリー・パークなどの偉大なプレーヤーもこの本を座右の銘として耽読した。

 

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