名手・達人の言葉

2010.03.31

敗れたからといって、人生が終わったわけじゃない。――グレッグ・ノーマン
 

 帝王ニクラスをして、次代を担うのはこの男だと言わしめたグレッグ・ノーマン。しかし、ノーマンは現役ツアーを終えた今、悲運の名選手という印象が強い。

 メジャーでの2位が8回もある。1986年の全米プロではボブ・トウェイのバンカーショットがカップインして2位。87年のマスターズはプレーオフで、ラリー・マイズのミラクルチップイン・バーディで涙を呑んだ。

 そして、巡って96年のマスターズ。初日コースレコードを達成し、3日目まで2位に6打差をつける突っ走りを見せたが、最終日なんと78を叩いて、優勝したニック・ファルドに5打差をつけられる大惨敗。

 表題の「言葉」はこのマスターズのあとにコメントされた。「俺はまだ終わってはいないぞ」と決意表明にもみえたが、この後、メジャーでは優勝争いにからむことはなかった。いや、2008年の全英オープンでは初日首位に立ち、復活かと騒がれたが、時すでに遅し(結果は3位タイ)。

“ホワイト・シャーク”のニックネームで、強かった。剛の者だった。米ツアーで20勝。世界各国で70勝。86年は、4大メジャーをすべて最終組でまわり、世界ランキング1位を通算331週保持した。しかしメジャー勝利は全英オープン2勝にとどまった。記録より記憶に残る選手だったといえよう。

 表題の「言葉」はゴルフの試合ではなく、ビジネスマンとしての成功につながっているのかもしれない。

 

■グレッグ・ノーマン(1955~)

オーストラリア・クイーズランド州出身。76年プロ入り。アジアサーキットからキャリアアップし、83年米ツアー参戦。ホワイト・シャークのニックネーム、渾身の豪打で一世を風靡した。しかし、米ツアーでの成績は20勝にとどまった。世界各地で70勝。日本でも3勝している。メジャーでは悲運の男として記憶され、2位が8回もある。メジャー勝利は86年、93年の全英オープンで2勝。86年にはメジャーですべて最終組でまわり、世界ランキング1位が331週。テニスの女王、クリス・エバートと再婚、離婚も話題となった。現在はコース設計、ワイナリー経営とビジネスで世界各地を巡っている。

 

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