名手・達人の言葉

2010.02.10

ミスショットした瞬間には、まず最悪の状況を頭に浮かべるんだ。――コーリー・ペイビン
 

 コーリー・ペイビンは、米ツアーで“いちばん飛ばないプロ”と言われている。しかし、その彼がメジャー・チャンプなのである。

 1995年、シネコックヒルズで行われた全米オープン。最終ホール18番パー4は、2打目残りの距離228ヤードで、ペイビンは4番ウッドを持った。そして持ち球のフェードで攻め、見事1・5メートルにつけ、勝利をもぎとったのだ。まさに乾坤一擲(けんこんいってき)、全米オープン史上に語り継がれる1打であった。

 身長175センチ、体重70キロ、小柄でスリム。当時のドライバーショットの飛距離は260ヤードくらいであったろう。しかし、フェードの正確性はそれこそ「針の穴をも通す」といった表現がぴったりであった。

 そのフェードを駆使して、ツアーで15勝、91年には賞金王にも輝いている。

 そんなペイビンでも、もちろんミスはする。そのときには表題の「言葉」のように最悪の場面を予想しておくというのだ。そうすれば、もし最悪であっても落胆はしないだろうし、それより少しでも状況がよければ儲かったな、と思うはずであろうと。

 ミスショットの処理方法も心の持ちようで、プラスに転じさせられるのである。

 

■コーリー・ペイビン(1959~)

米・カルフォルニア州生まれ。ジュニア時代、UCLAでも活躍し、82年にプロ入り。175センチ、70キロの小兵ながら、91年に賞金王を獲得し、95年には全米オープン制覇。最終ホールの2打目は全米史上に残る乾坤一擲のショットだった。フェードを武器にして米ツアーで15勝。2010年のライダーカップには、米国チームのキャプテンに選出された。

 

ゴルフ名言集へ ≫≪ ゴルフコラムTOPへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー