名手・達人の言葉

2009.12.09

スウィングの美しさとスコアそのものには何の関係もない。■ペイン・スチュワート
 

 全米ゴルフ協会(USGA)がその威信にかけて、パープレーが理想、アンダーになっても1日1アンダーにコースレーティングするという全米オープン。

 いわば難コースでの世界実力ナンバー1を決める試合なのだが、そこで2度も勝ってるペインの胸の奥底から絞り出された「言葉」だ。

 世界一タフなコースでは、技術の達成度以上に大事な要素は精神力なのである。

「全米オープンではパーをバーディ、ボギーをパーと思い込む資質が必要。いつもより10ストローク悪くても決してメゲることのない気持ちが大事なんだよ」と言ってたペイン。

 こういうと、地味な粘り強い土の匂いのするプレーヤーを想像するが、ペインは全くその逆だった。

 ファッションは“華麗なるギャツビー”の世界。スウィングも流麗で表題の「言葉」も逆説的に聞こえる。しかし、その逆説に聞こえるギャップが、彼をいっそう伝説にしている気がする。

 さらに夭逝(ようせい)したことも、それに加えて伝説を重ね合わせている。

 

■ペイン・スチュアート(1957~99年)

米国・ミズリー州生まれ。79年プロ転向。80~81年のアジアサーキットに参戦し、腕を磨いた。82年春から米ツアー参戦し、クアッドシティオープンで初優勝。メジャータイトルは89年の全米プロ、91年と99年に全米オープンを獲得している。ツアー通算11勝。タモシャンタ帽とニッカーボッカーのクラシックな装いがエレガントで、ツアーの人気者でもあった。99年10月25日、ジェット機事故で帰らぬ人となった。享年42歳。

 

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