名手・達人の言葉

2009.04.28

不安と緊張こそ、ゴルフゲームでの最高の調味料である。──ベン・ホーガン
 

 ビッグゲームになればなるほど、優勝争いをする位置に近ければ近いほど、不安と緊張は高まるものだ。俗にいう「プレッシャー」というやつである。

 これは世界の名手・達人だけでなく、アベレージゴルファーにもふりかかることだ。100の壁、90の壁を破れそうなときなど、この不安と緊張は容赦なく襲ってくる。

 つまりこの不安と緊張を克服しなければ、優勝などできないし、ゴルフのステップアップはできないことになる。最近では「このプレッシャーを楽しめ!」などとその克服法がよくいわれる。

 アイスマンともホーク・アイ(鷹の目)とも呼ばれ、冷静沈着で知られたホーガンは、不安と緊張を味方につけるために、冒頭の「言葉」を遺したのだろう。不安と緊張があればあるほどゴルフがスリリングになり、克服しがいがあるというものだ、と解釈したのだ。つまりその位置にいてこそゴルフは面白いのだと。ゴルフにプレッシャーがなければただの“棒打ち”というわけだろう。

 感情を決して面に出さないホーガンが、こんな熱い思いをもってプレーしていたとは意外なものである。

 

■ベン・ホーガン(1912~97年)

米国・テキサス州生まれ。19歳でプロ入り。173センチ、74キロと小柄ながら稀代のショットメーカーとして、伝説的な存在。全米オープン4回、マスターズ2回、全米プロ1回、全英オープン1回の優勝歴を持つ。圧巻は1949年、再起不能といわれるほどの自動車事故に遭いながら、奇跡のカムバックを果たしたことでも知られてる。不屈の闘志、「アイスマン」と称された冷静沈着なプレーで、53年には全米、全英両オープン、マスターズと勝利し、同年グランドスラムのチャンスだったが、全米プロには重きを置かず不出場。飛行機嫌いで、全英オープンも1回獲ったらやめてしまったほど。ボビー・ジョーンズと並び「最強のゴルファー」と称されている。

 

ゴルフ名言集へ ≫≪ ゴルフコラムTOPへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー