名手・達人の言葉

2009.03.18

スタンスはグリップの握りと同じくらい重要なものだ。──ウォルター・ヘーゲン もし、風がまったくないゴルフコースだったとしたらどうだろうか? 

 一流のゴルファーならば1度ラウンドすれば、次からはいとも簡単に攻略できるに違いない。ゴルフはきっと無機質なゲームとなるだろう。

 ゴルフは自然を相手にするから、おもしろい。ライの変化、ボールのちょっとした弾みによって一転する、いや二転三転だってする。ゴルフは不公平なのが公平なのである。

「その自然のなかでも、最もバリエーションを演出するのが風である」と、チャールズ・マクドナルドはアメリカのゴルフが始まったときに喝破したのである。

 マクドナルドは「アメリカンゴルフの始祖」といわれる設計家である。シカゴゴルフクラブを始め、東海岸に約12カ所設計しているが、そのいずれもスコットランド・リンクスの名ホールの粋を集めたといわれる。リンクスといえばいわずもがな、主役は風である。風は見えない。だからこそ想像力が必要となる。それがゴルフを奥の深いものにしているのだ。

「だから風を嫌ってはいけない。風が自分のゴルフのスキルを育てる教師と思え」と、マクドナルドは諭しているのである。

 マクドナルドは1895年、第1回全米アマ優勝者でUSGA(米国ゴルフ協会)の創始者。ゴルフ場の設計はあくまで副業で設計料はとらなかった。アメリカンゴルフの始祖と呼ばれるゆえんである。

 

■チャールズ・ブレア・マクドナルド
(1855~1939)
カナダ・オンタリオ州生まれの米国人。アメリカ人ゴルフ設計家第1号である父親が、1892年に9ホールのコースをシカゴに造った。その影響を受け、チャールズはシカゴに18ホールを設計した。シカゴゴルフクラブの発祥である。その後、東海岸を中心に約12ヶ所のリンクススタイルのゴルフ場を設計し、スコットランドの名ホールの粋を集めたといわれている。競技者としても一流で、1895年に開催された第1回全米アマの優勝者である。またUSGA(米国ゴルフ協会)の創始者で、「アメリカンゴルフの始祖」と敬われる。

 

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