名手・達人の言葉

2008.05.28

基本を習うのはさほど、難しくはない。しかし、持続力がないものだから、たいていの人は自分の潜在能力より低いレベルで妥協してしまう。 ジャック・ニクラス

 米国では“20世紀最高のアスリート”に選ばれ、日本では“帝王”と呼ばれたニクラス。そんな男の残した「言葉」は――これまでもこの欄で何度か紹介したが――どれもが野球でいえば、ど真ん中豪速球ばかり。

 比喩とか、含蓄とかに富むというより、面白味のない!? 基本をズバリ、という代物ばかりである。しかし、だからこそ説得力を持つといえる。迷ったり、スランプに陥った人が二クラスの「言葉」に出会うと、ハッと気づかされたりするわけだ。

 二クラス自身、ジュニア時代、師のジャック・グラウトに髪の毛をつかまれながら打つ練習などで、頭の動かないスウィングを身につけた。不調になると常にその基本に戻ることを続け、変わることはないという。

 基本に基本を重ね、積み上げていった天才。その「言葉」の数々はゴルフの歴史が続く限り、これからも不滅であろう。

 
■ジャック・二クラス
(1940年~)
米国オハイオ州生まれ。10歳でゴルフを覚え、12歳から5年連続で州ジュニア選手権優勝。神童と呼ばれ、その後も全米アマ2勝して、61年プロ入り。そして翌年にははやくも全米オープン優勝。そのときはヒーロー、A・パーマーを破っての勝利で、太ってもいて敵役となった。しかし72年には巨漢からスリムへ、GIカットから長髪へイメージチェンジを果たし、帝王とよばれる道をひた走った。ツアー73勝。シニア他32勝。なかでも4大メジャー勝利数18は未だ破られていないし、同じく4大メジャーでの2位も19回と圧倒的。もちろんグランドスラマーで、殿堂入りも果たしている。20世紀最大のゴルファーにも選ばれている。

 

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