名手・達人の言葉

2008.05.07

スコアは聞くな! ドワイト・D・アイゼンハワー

 米国34代大統領・アイクは歴代大統領の中でも、抜きん出てゴルフが好き、そして上手かった。80台の後半から、時には70台でまわったという。それもマリガンなどインチキなしでだ。

 ホワイトハウスでの8年間の間に、800回のラウンドをこなした。大統領就任の年に、米国全家庭にゴルフを勧める手紙を仲間達に送り、ホワイトハウス地下に練習場、庭にはパッティンググリーンをつくり、オーヴァルオフィス(執務室)には無数のスパイク跡が残ったほど。

 米国のゴルフ興隆をうながしたのは間違いなく、このアイクであった。大統領就任の年から7年の間にゴルファーの数が倍になったのである。もっとも就任2期目にA・パーマーの人気とあいまったこともあるが。「ともかくそれまでゴルフは金持ちのものだという偏見を、大統領が取り除いてくれた」とは時のPGAの幹部の言葉。

 大統領になってスコアが8つも落ちたと、激務を嘆いたというが、あるトーナメントのプロアマで96のスコアを叩いた時、アイクは「これ以上スコアが下がったら、私のスコアは聞くなという法案を提出するぞ」と宣言した。

 このことを米国ゴルフダイジェスト誌が、半ばジョークでバッジにしたのだ。それが表題の「言葉」で原文のままだと「DON'T ASK WHAT I SHOT!」。

 アイクはこのバッジがお気に入りで、しょっちゅう胸につけてラウンドしたという。

 
 
■ドワイト・デービィッド・アイゼンハワー
(1890~1969)
アメリカ合衆国の第34代大統領および第二次世界大戦中のヨーロッパの連合軍最高司令官。愛称は「アイク」。米国歴代大統領の中でも大のゴルフ好きとして知られ、国民にゴルフのよさを喧伝し、、ゴルフ界にとっては興隆の立役者となった。大統領任期の間に800回のラウンドをこなし、中でもオーガスタ・ナショナルはお気に入りで、何度も訪れている。10番ホールの脇には記念として、夫人と休んだ白い「アイゼンハワーコテージ」が残されている。

 

ゴルフ名言集へ ≫≪ ゴルフコラムTOPへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー