名手・達人の言葉

2007.11.14

自分が好調なときは非常にうまく感じ、悪くなったときはこんなはずじゃなかったと思うものだが、この“こんなはずじゃなかった”がその人の本当の実力なのである。 三好徳行

 1953年から55年まで、日本アマチュア選手権に3連覇した三好徳行は努力の人であった。

 小柄で非力な肉体的ハンディを、猛練習によって、技巧派の高みへ押し上げた。

我流ともいうべき独自のスウィングとプレーぶりは、個性的な三好ワールドをつくりあげた。

 そのバックボーンには、若いとき日本ゴルフ界の基礎を築いた大谷光明から言われた「GO YOUR WAY」という言葉があったという。

 その言葉を胸に刻み、邁進して「ゴルフにセオリーはない。あるのはマイゴルフだけ」という三好哲学が生まれたのである。

 表題の「言葉」は三好が後年、競技生活から引退してから発したものだと思われる。

 冷静沈着、自己を客体化してみることで、アマゴルフの頂点に立った三好らしいシニカルな「言葉」ではある。

 
 
■三好徳行
(みよし・とっこう 1911~1985)
北九州市で、三好炭鉱を経営する家に生まれた。九州帝大在学中にゴルフを始め、ハンディ5に上達。関西ゴルフ界の強豪、佐藤儀一に薦められ、廣野GCに入会。戸田藤一郎の薫陶を受ける。日本アマで37、39、41年はいずれも佐藤儀一に敗れるも、終戦を経て53年から55年まで3連覇を達成。3連覇は佐藤儀一、鍋島直泰とこの三好だけで、あの中部銀次郎も逸している。実生活面では大学卒業後に満州重工業を経て、ブリヂストンのボール担当部長を歴任。ゴルフコース設計、TV解説と活躍。58年、公式競技から引退。

 

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