名手・達人の言葉

2007.10.31

歌いながら、ハミングしながらスウィングするのさ。 サム・スニード

 球史に残るショットメーカーといえば、球聖ボビー・ジョーンズを始め、アイスマン、ベン・ホーガン、帝王ジャック・ニクラスが挙げられようが、彼等は刻苦勉励して、スウィングをつくりあげた天才という気がする。

 しかし、サム・スニードはゴルフをはじめたその日から、難なくあの流れるようなワンピースのスウィングができたといわれる。

 “ナチュラル・スウィング”、“ボーン・スウィンガー”といわれる所以だ。

 米国バージニア州の山奥に生まれたスニードは、木こりや山登りで自然に足腰を鍛錬し、100メートル走をすれば10秒フラットで走り、運動能力抜群だった。

 そしてゴルフ界にやってきたスニードは、瞬く間にツアーで勝ち星を重ねて82勝。メジャーも7勝。

 「フック、スライス、どんな球でも心に念じるだけで打てるよ」と、山男丸出しの訛りで言っていたという。

 そんなスニードに、流麗なスウィングをつくるための秘訣を誰かが聞いた時に、答えたのが冒頭の「言葉」だ。

 「歌いながら、そうだな、ハミングしながら打てばリズミカルに打てるよ。それ以外に考えたことないなあ」

 スニード・ナチュラル……、生まれた時から絹のようななめらかなスウィングを持つ天才の言葉に、ダッファーは溜息をつくしかないのである。

 
■サム・スニード
(1912~2002)
サミエル・ジャクソン・スニードは米国バージニア州生まれ。父が勤務するコースのキャディとしてゴルフを覚え、奨学金で大学へ。20歳プロ入り。23歳米ツアー参戦。メジャーは全米プロ3勝、マスターズ2勝、全英オープン1勝しているが、全米オープンは2位どまりで、グランドスラマーは逃している。しかし、ツアー82勝の記録は未だに破られていない。その華麗なスウィングは「ボーン・スウィンガー」といわれ、世界のゴルファーの羨望の的だった。また、世界各地に積極的に出かけ、ゴルフの普及につとめ、「ゴルフ親善大使」と呼ばれた。

 

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