名手・達人の言葉

2007.07.11

コースの味わい方も知らない者が、パーだ、ボギーだとおこがましい限りだ。ワインの味が分からない奴ほど泥酔して大言壮語するのに似ている。

 いるいる、この手合いが。
コースを見ずして、スコアカードの数字ばかり気にする輩。
特に接待ゴルフや、ニギリに夢中になってるグループ。
ホールアウトしても鉛筆片手に「ネェいくつ、いくつ?」と
グリーンでたむろして、後ろの組が待っているのも
そっちのけでスコア書くのに夢中。

ワインでも同じことがいえるというのだ。
味わうよりガブガブ飲んで酔っ払う奴。
または知ったかぶりして益体もなく、薀蓄を傾ける奴。

ケンブリッジ大学でゴルフ部主将をつとめ、アマチュアリズムを尊び、
ゴルフ評論家になったロングハーストにとって、
ゴルフの品位を貶める輩には我慢ならなかったようだ。

真のアマチュアゴルファーとはコースそのものに挑戦し、
時には対話し、そのプロセスを愉しむことであり、
スコアは結果として恬淡と受け止めるほどでいいというわけだ。

それにしても、キッチュなゴルフ事情は90年代の初頭と現代は、
たいして変わらなかったということに驚かされる

■ヘンリー・ロングハースト
(1909~1978)
イギリスで1、2位を争うゴルフ評論家。自身の腕前も相当なもので、1936年のドイツ・オープンではベストアマに輝いたこともある。ラジオ解説、新聞評論で人気を博した。ユーモアとエスプリに溢れた口調の解説は、彼がひとたび語っただけで、名勝負になるといわれたほどだ。

 

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