名手・達人の言葉

2007.06.13

どんなコースでも、アンフェアなホールというのは、未だかってプレーしたことがない。トニー・ジャクリン

 トニー・ジャクリンは60年代、欧州が米国に押されっぱなしの頃、
故国のイングランドに≪旗≫を持ち帰ったヒーローとして知られる。

 欧州ツアーなどないも同然で、米ツアーしか繁栄してない頃、
1969年全英オープンに勝ち、48年ヘンリー・コットンが勝って以来、
母国にジ・オープンの栄冠を取り戻した。

 翌年、返す刀で、今度は全米オープンの勝利をもぎとって、
長い間、米国に虐げられていた
ゴルフの本場・母国のゴルファー達の溜飲を下げ、
ゴルファーのみならず人口に膾炙(かいしゃ)したのである。

 冒頭の言葉は、トーナメントを開催するコースに対して
出場選手の一部からの不満の声に、意見を求められてのコメント。

 特にメジャーの開催コースでは時折、選手達から不満が洩れる。
やれ、難ししすぎるだの、不公平だのの声である。

 ジャクリンは言う。
「どんなセッティングだろうが、全選手にとって条件は同じ。
気象の不公平は、それがゴルフなんだ」
 
 米ツアーに参加するまでは、
世界のトーナメントを渡り歩いた逞しさが
そう言わせるのも確かだが、
これはゴルフの本質を喝破している。

ゴルフでの不公平は他の人にとっても同じであり、
 「ゴルフの要素は不公平であり、それこそがゴルフの真の公平である」
(ジョーン・ロー)なのだ。
 
 
■トニー・ジャクリン
(1994年~)
イングランド生まれ。62年プロ入り。米ツアーへは67年より参加し3勝。この3勝の中には70年、全米オープン優勝が特筆される。米ツアー前後に世界各地で転戦、26勝をあげている。この中には69年、全英オープンが含まれる。ワールドカップ、ライダーカップも制して、ワールドワイドに活躍した。全英オープンでゴルフの本場・母国に栄光を取り戻し、全米オープンを制して母国を欣喜雀躍させ、国民的英雄となった。

 

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