名手・達人の言葉

2007.05.23

おまえ、ゴルフコースでぶらぶらしていては、いつまでたっても芽はでないよ。ベン・ホーガンの母

 ベン・ホーガンといえば稀代のショットメーカーとして、
史上に燦然と輝いているが、最初から天才だったわけではない。

 ホーガンはキャディをしながら16歳でプロになり、
ツアーに何度も挑戦しては失敗し、失意のうちに家へ帰り、
コースへいってもその失意が尾を引き、しょんぼりしてた頃、
母から冒頭のような言葉を投げかけられたという。

 それからだというのだ、
ホーガンが真に身を入れ猛練習に励み出したのは。
つまり、母の言葉が「プロゴルファーとして身を立てる」のだ
という決心をさせたのである。
「セルフ・モチベーション」(自己動機)というやつである。

 意欲を持つことで、目標が設定され、
そこへ向かって努力をするという成功への過程。
ホーガンの母親が言った言葉は平易で、
どこの母親でも口にすることであろう。

 問題は発する側と、
受け取る側の感受性によることはいうまでもない。
平凡で平易ではあるが、ホーガンの心に響いたからこそ、
モチベーションを持ち得たというわけである。

 1946年、ホーガンは初のメジャー、
全米プロ選手権をとるまでの18年間、
そのモチベーションを持ち続けたという意味で
天才と呼べるのかもしれない。
 
 
■ベン・ホーガン
(1912~1997年)
米国テキサス州生まれ。19歳でプロ入り。173センチ、74キロと小柄ながら稀代のショットメーカーとして、伝説的存在。全米オープン4回、マスターズ2回、全米プロ1回、全英オープン1回の優勝歴を持つ。圧巻は1949年、再起不能といわれるほどの自動車事故に遭いながら、奇跡のカムバックを果たしたことでも知られる。不屈の闘志、アイスマンと称された冷静沈着なプレーで、53年には全米、全英両オープン、マスターズと勝利し、同年グランドスラムのチャンスだったが、全米プロには重きを置かず不出場。もし出場してれば勝ってたといわれる。飛行機嫌いで、全英オープンも1回獲ったらやめてしまったほど。ボビー・ジョーンズと並び称される最強のゴルファーとされる。

 

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