名手・達人の言葉

2007.04.18

考え違いをしてはいけない。ショットを狂わすのはそのメカニズムではなく、自分のリズムの崩れである。デビッド・グラハム

 デビッド・グラハムは≪総合職≫の人だった。
ドライバーでの飛距離がすごいとか、アイアンが切れるとか、
パットに秀でてるとかというより、
それら技術スキルも含めて、ツアーで生き抜く要素の能力を
バランスよく持っていた人だったという気がする。

 クラブ用具の知識も造詣深かったし、
ツアーでの渡り鳥的生活をむしろ楽しんでもいた。
これは豪州からの≪出稼ぎ≫プロという逞しさから
きているかもしれない。

 ともかくゴルフ技術の他の、
ツアーで生き抜くための能力を水準以上に、
それもバランスよく持っていた人だと思う。
冒頭の言葉もそんなグラハムだからこそもたらされた。

 リズム、テンポの大切さ、
プレッシャーがかかった時のメンタル的処理法など、
今は常識になったが、
その当時はまだスウィングのメカニズム分析が主流で、
「心の問題」を言い出したのはグラハムなどが
一番早かったと記憶している。

 グラハムが94年に著した
『メンタル・タフネス・トレーニング・フォア・ゴルフ』では、
スウィングのことには一切触れられていず、
メンタルがゴルフにどう影響するかしか書かれていない。

 この総合力の力でグラハムは
全米プロ、全米オープンのメジャー2勝を含む米ツアー8勝、
その他に19勝をあげている。
現在、チャンピオンズツアーに参戦、これまでに5勝。
 
 
■アンソニー・デビッド・グラハム
(1946年~)
豪州生まれ。62年プロ入り。ツアーへは71年より参戦。ツアーでの勝利は8勝。79年の全米プロ、80年全米オープンとメジャー2勝。他に各国で19勝、なかには日本での勝利もある。80年の全米オープン、メリオンでの最終日最終ホール、30メートルをいれての劇的勝利は今だに語りつがれる。クラブ設計家としても知られ、いまだチャンピオンツアー参戦中。

 

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