名手・達人の言葉

2007.03.07

ゴルフスタイルは、たいていゴルフを始めた最初の1週間でつくられるものだ ハリー・バードン

 オーバラップグリップを発見した、近代ゴルフ中興の祖のお言葉である。自分の経験、多くのアマチュアを指導するなかで実感したことから生まれた言葉であろう。

 ゴルフに限らず、何事も最初が肝心ということだ。最初に正しい基本を身につけておくと上達は早い。逆に我流で悪いスウィングを覚えると、その後熱心に練習すればするほど、俗にいう『下手を固める』という事態になってしまうのである。

 人間の脳というのは、最初の出来事、体験を記憶に強く刻みつけるものらしくて、例えば太さ感も、初めの1週間で握った太さがその人の適正の太さになってしまう。その後クラブを交換する時もデビューの頃のグリップの太さがその人の標準を決めるというわけだ。

 いちばん最初に正しい基本を習い、それも間隔をあけずに練習したほうが上達も早い。ゴルフの上達においても、練習は集中・連続してやったほうが上手くなるとはよくいわれる。月に7回練習できるとすると、日を空けて、土日にいくより、1週間毎日連続して練習したほうが上手くなる確率は絶対的に高いというわけだ。

 ただし、その1週間で正しい基本を覚えるとといった条件は付帯する。間違ったスイングなり、自分に合わない理論なりをやったあかつきには≪下手を固める≫ことになりかねないのだから。

 最初が肝心なのである。

 初心者よ、ゆめゆめ素人教え魔の歯牙にかからぬよう、ご用心!

 
■ハリー・バードン
(1870~1937年)
イギリス生まれ。全英オープン3勝した時点で「バードンフライヤー」というボールのプロモーションで渡米。全米オープンに勝つ。全英はその後も3勝し、計6勝は現在も破られていない。フックに悩んだバードンはオーバーラッピンググリップを創意。近代ゴルフへの道を開いたことを称えて、米ツアーの年間平均ストローク1位の選手にバードントロフィーが贈られている。

 

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