名手・達人の言葉

2006.08.23

我々は世界の一流選手達に恥をかかせようというのではありません。ただ見分けようとしているだけです。 フランク・D・テイタムJr.

フランク・テイタムは1978~79年、USGA(米国ゴルフ協会)の会長を務め、
冒頭の言葉は全米オープン会場での挨拶の一節だ。

全米オープンは世界一の実力を競うといわれ、
パワーだけでもなく、技術だけでもなく、
強い精神力など総合力において
いちばん優る者を選ぶメジャーとして位置づけられている。

そのために主催者であるUSGAでは、
その舞台にふさわしいセッティングをコースに課する。
ラフの長さからグリーンの速さまで
具体的にセットする数字が並ぶ。

そのコンセプトは
「パープレーをもって優勝スコアとする」
である。

だから用具の進化などによってやさしくなったコースのセットも、
時代に応じて変えていくのは無論のことだ。

例えば今年の06年はラフのサードカットの幅を広げた。
曲がる度合いに応じてラフの長短の罰を与えるのだが、
中途半端に曲がるよりギャラリーの踏みしめたところまで
曲がったほうが有利になるとの不公平をなくすための措置である。

ちなみに今年の優勝者
ジェフ・オルグビーのスコアは5オーバーだった。

全米オープンのセッティングは難しさを通りこして、
虐待だ、の声に時のUSGAのトップが
このメジャーの性格を挨拶で応えたのだ。
 

■フランク・D・テイタムJr.
スタンフォード、オクスフォード大学で法を学んだ後、72年にUSGAのチャンピオンシップ委員会のメンバーに選ばれ、主にコース選定、セッティングを担当。全米オープンの世界的テレビ配信にも寄与。78年から79年USGA会長を務めた。

 

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