名手・達人の言葉

2006.05.17

Happy go lucky!(ハッピー ゴー ラッキー)ファジー・ゼラー

1979年、マスターズに初出場で優勝するという記録を樹立したゼラーが、
試合後、記者たちに囲まれて放ったフレーズである。

だから名言というより、ゼラーの口癖のようなものだが、
ゴルフのある面を言い当てているのでとりあげた。

ハッピー・ゴー・ラッキー、楽しくやろうぜ!
というような意味だが、陽気なゼラーは当時、
全盛を誇っていた帝王ニクラスの
求道的、重厚、厳かなプレーに違う意見を持っていたようだ。

「何も眉間にシワ寄せてやるだけがゴルフじゃない。
もっと楽しくやろうぜい」
ということだ。

この年も二クラスは優勝候補の筆頭にあげられていた。
その当てつけにいったようでもある。
笑顔で楽しそうにやっても勝てるもんさ。
もともとゴルフは楽しいもんじゃないか、ということを
ゼラーは言いたかったのである。

ついでに、ゼラーらしいもうひとつのエピソードを紹介しておこう。

1984年、全米オープンで最終日最終ホール、
G・ノーマンと優勝を争っていたゼラーは、
前の組にいたノーマンになんと白いハンカチを振ってみせたのだ。
降参だよ、の意味で。

しかし、ノーマンと同スコアで次の日のプレーオフにも、
勝ったのはゼラーだった。
全米オープンのようなピリピリした緊張の雰囲気のなかで、
そんなジョークをやってのけたのである。

 

■ファジー・ゼラー
(1951年~)
ヒューストン大学を経て、73年プロ入り。翌年PGAツアー参戦。10勝をあげている。そのなかには、79年マスターズ、84年全米オープンのメジャー勝利もあって大物食いの印象が強い。マスターズでは、初出場者は勝てないというジンクスを、初めて破った。それに全米オープンでは優勝争いのなか、白いハンカチを振って見せるパフォーマンスも見せた。陽気なアメリカンで知られる。現在はチャンピオンズツアーに参戦。06年までに2勝をあげている。

 

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