名手・達人の言葉

2006.04.12

ゴルフには、トーナメントゴルフとゴルフがある。 ボビー・ジョーンズ

球聖と呼ばれたジョーンズは何がいいたかったのだろうか?

それは本来的な意味でのゴルフと、競技としてのゴルフは
全く違う種類のものだということを、である。

実はジョーンズは本来的なゴルフを早くしたいために、
競技ゴルフから引退したといわれているのだ。

「トーナメントゴルフではただの1打も気をゆるめてはいけない。
ただの一度もだよ。
たった1打の差で勝ったり負けたりするのだから、
ほんとに全ショット、全神経を費やし集中してプレーするのだから、
そんなゴルフって楽しいかな?
仲間と語らったり、いいショット、悪いプレーに
一喜一憂しながらラウンドするのが、本来的なゴルフじゃないか……」

ジョーンズの友人でもあり、
彼の伝記作家でもあるO・B・キーラーにそう語っている。

事実、同年グランドスラマーになって引退してからは、
キーラーら親しい仲間たちと
愉しむゴルフしかしなかったということである。

だからおれは競技ゴルフはやらないんだよ、
とうそぶくダッファー諸氏。
これはあくまで球聖の地位まで昇りつめた人のことですからね。

一生に一度くらい競技ゴルフに出て、
緊張と集中のプレーの経験することも、
またゴルフの愉しみといえるんですよ。

 

■ボビー・ジョーンズ
(1902~71年)
米国ジョージア州アトランタ生まれ。父親がゴルファーで生家も庭がゴルフ場続きでもあり、5歳で自然にクラブを握る。14歳で全米アマに出場。その後、数々の選手権に優勝。特に1930年には世界の4大タイトル、全米、全英両オープン、両アマに優勝、年間グランドスラムを達成。この記録はいまだに破られていない。全英オープンに勝ち、祖国に凱旋した時は国民的英雄となった。これを契機にアマのまま引退。故郷アトランタに戻り弁護士活動のかたわら、オーガスタナショナルGCを設立、マスターズ・トーナメントを主宰。4大メジャーの一角を担っている。不世出の球聖として歴史にその名を刻む。

ゴルフ名言集へ ≫≪ ゴルフコラムTOPへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー