名手・達人の言葉

2005.10.05

ラウンドでチェックすることは一つだ。二つではなく、たった一つだ。様々考えて頭混乱させてはいけない。かといって頭をカラッポにしてもいけない。 ケリー・ミドルコフ

そうなのである。コンペ前夜、明日はあれをしてはいけない、これもしたいと頭はチェック事項でいっぱいになる。しかし、結果はたいてい無残なことになる。

そう、ゴルフではチェックできるのはたった一つしかない。一つでさえ出来ないことが大半なのだ。

例えば、スウィングチェックをするとしよう。スウィングはどんなに遅い人でも3秒以内で済む。その時間内に一つ以上考えることは無理だとは、火を見るより明らかなことであろう。

その昔、ボビー・クランペットというプロがいた。大学時代大活躍し、鳴り物入りでプロ入りしたが、アマ時代ほど活躍できず、ツアーを去っていった。

その理由はスウィング前のチェック事項が多すぎて、そのうち体がスムーズに動かなくなったのである。

彼は体を機械のように動かそうと、オートマチックにするため、20いくつのマニュアルをつくりあげ、そのとおりに動かそうとしたのであるが、悲しいかな、生身の体はロボットにはなりきれず、そのうちに頭はパニック状態になっていったのである。

ラウンドで考えることはより単純なことを、それもたった一つ。それがゴルフの真理であることをミドルコフは教えてくれるのだ。

 

■ケリー・ミドルコフ
(1921~98年)
米国テネシー州生まれ。歯医者からプロゴルファーに転じて話題を呼んだ。メジャー勝利3勝。1949年、56年に全米オープン。55年マスターズ。PGAツアー37勝。86年にはゴルフ殿堂入りを果たした。77歳で没。

 

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