名手・達人の言葉

2005.08.31

ゴルフに急上達はないが、しかし、いつ始めても遅すぎることはない  ――ダグ・サンダース

ゴルフのある本質を衝いた言葉であろう。どんなに天才であろうと、短期間であってもビギナーの時代はある。それほど、ゴルフには段階的に覚えていかなければならないことが多いし、経験、積み重ねといったことがモノをいうスポーツである。

かといって、例えば50歳、60歳を過ぎて初めてクラブを握ってもシングルプレーヤーになったという話は、それこそ掃いて捨てるほどころがっている。

サンダースは少年時代、綿摘みをして家計を助けるほど貧乏であったが、後年、フロリダ大学で奨学金をもらって進学するほど、ゴルフの天分があった。

ツアーに参戦して20勝をあげている。しかし、実績もさることながらある『存在感』によってツアーの人気者であった。

その存在感とは、ファショナブルであること。

シューズから体全部紫で統一したり、ド派手な格好で『フェアウェイの孔雀』と謳われもした。

当時のツアーでのギャラリーの合言葉は、「パーマーはどこにいるんだい?」「そしてサンダースは何を着ているんだい?」であった。

当代のヒーロー、A・パーマーに匹敵するほどの存在であったのだ。

スウィングも独特でドライバーショットでも、スリークォーターほどで「テレホンボックス・スウィング」といわれた。

60年代の異色の人気者にしては、正統的な言葉を残しているのが意外な気がする。
 

■ダグ・サンダース
(1933年~)
アメリカジョージア州生まれ。経済的に恵まれない少年時代を送ったが、全国ジュニアを制し、フロリダ大学への奨学金を得る。57年ツアー参戦。20勝をあげている。しかし、メジャーには一歩届かず、全米プロ、全米オープンで1回づつ、全英オープンでは2回、2位に甘んじている。派手なファッションで『フェアウェイのピーコック』、小さなスウィングで『テレホンボクッス・スウィング』と称され、記録より記憶に残る人気者であった。

 

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