名手・達人の言葉

2005.07.06

打つ前にミスを考えると、その設計図どおりのミスになってしまう  ――ミッキー・ライト

打つ前からミスの不安を持つと、大体そのとおりになってしまうからゴルフは不思議だ。「左はOB、いきそうだな」とか、「池越えか、いやだな」と思ったとたんに、その思った『設計図』通りのミスがでてしまうのである。

だから優柔不断な人とか、考え過ぎる『インテリ』はゴルフに向かない。決断したらすっぱり、エイヤーと打っていく人がゴルフには向いてる。

しかし、この言葉を残したミッキーは才女であった。ゴルフはむろんだが、学業のほうも本物のインテリであったから前の説も怪しくなる。

どれくらい才女だったかというと--。スタンフォード大学を卒業し、55年にツアー参戦。57年に3勝し、58年には全米女子オープン、全米女子プロに勝ち、一躍トップスターになった。

しかし65年手首を痛めてツアー休業すると、サザンメソジスト大学に入って、投資分析の経済学士号を取得してしまうのである。

ここからがまたすごい。その後、ツアー復帰し、5年間で15勝、61年から4年連続賞金女王の座にまで輝くのだから、まさに天は二物を与えたのである。

スタンフォード大時代は心理学者を目指したというから、件の言葉もなるほどと、腑に落ちるではないか。

 

■ミッキー・ライト
1935年~米国サンジェゴ市の有力な弁護士の家に生まれる。本名はメアリー・キャサリン・ライトだが、息子誕生を欲した父親は誕生前につけていたマイケルの愛称、ミッキーで呼び続けた。9歳でゴルフを始め、11歳で100を切り、14歳で70を切った。「ベーブ(ザハリハス)2世」と騒がれた彼女はスタンフォード大学へ進学。54年世界アマ優勝、全米女子オープン・ベストアマ。54年プロ転向、55年ツアー参戦。58年全米女子オープン、プロに勝ち、当時23歳の史上最年少記録を達成。女子メジャータイトル13勝。ツアー82勝は歴代2位。4週連続優勝、年間13勝の記録は今だに破られていない。64年ゴルフ殿堂入り。

 

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