名手・達人の言葉

2005.04.06

ゴルフとは朝(あした)に自信を与えるかと思えば、夕べには自信を失わせしめるゲームである  ――ハリー・バードン

 全くもって、そのとおりだとうなずける言葉だろう。うなずけなかった人はまだ修行が足りん!と一喝せざるを得ない。ゴルフを知れば知るほど、この境地に陥るものだからだ。
 だからこそ、野球に完全試合はあっても、ボウリングにパーフェクトはあっても、ゴルフには「完全」はないのである。

 このバードンの言葉は、孔子「論語」に出てくる「朝に道をきけば夕に死すとも可なり」にあてはめた日本での訳語であろうが、よくまあ、ぴったりはまったものである。

 バードンは「モダン・スウィングの父」といわれ、右手小指を左人さし指の上に乗せるオーバーラッピンググリップ(バードングリップ)を編み出した人として今日に残っている。

 のちの帝王ジャック・ニクラスをして「彼はゴルフ史上、もっとも偉大な技術的先駆者」と絶賛した。
 いわば彼の出現で近代ゴルフの道が開けたのである。そんなバードンでも、ゴルフは行けども行けども達しない道だったのである。

 

 

■ハリー・バードン
870~1937年。イギリス生まれ。全英オープン3勝した時点で「バードンフライヤー」というボールのプロモーションで渡米。全米オープンに勝つ。全英はその後も3勝し、計6勝は現在も破られていない。フックに悩んだバードンはオーバーラッピンググリップを創意。近代ゴルフへの道を開いたことを称えて、米ツアーの年間平均ストローク1位の選手にバードントロフィーが贈られている。

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