名手・達人の言葉

2005.03.09

パットでのグッド・フィーリングはすぐ逃げちまう。だから、パターにだけは毎日触るんだ  ――リー・トレビノ

 ゴルフをやる人なら誰にも経験があることだろう。パットほどいいタッチの感覚を持続できないものはない。

 一日寝ただけで、昨日はあんなによかったのに今日は全く入らないなんて日常茶飯事、太陽が東からのぼるくらい普通のことだ。

 これはショットにもいえるが、パットほど顕著ではない。プロにとっては、ショットはある程度メカニカルにそのスキルを習得しているので、修復も早い。その点パットには力も要らず、フィーリングというカンが頼り、ミステリアスな世界なのだ。

 パットの名手といわれたトレビノはそれを熟知しているからこそ、せめてわずかでもカンをみがいておこうと、毎日のパットの練習だけは欠かさなかったのである。

 

■リー・トレビノ
(1939年~)
米国テキサス州生まれ。母親と祖母に育てられたトレビノは、家計を助けるため、小学生の頃からショートコースで働いていた。見様見真似でゴルフを覚え、その頃は極端なフックボールを打っていた。しかし、60年、ベン・ホーガンの練習を見てからフェードヒッターに改造し、プロ入り。兵役で沖縄の基地にいて、レッスンプロをしていたこともある。65年テキサスオープン優勝。その後も故郷エルパソでレッスンプロをしていたが、夫人が内緒で全米オープンにエントリー。ここからトレビノの成功物語が始まった。その全米オープンに5位となり、次の年には優勝。ツアー優勝29。シニア、各国優勝を含めると80勝近くになる。メジャーも全米オープン、全米プロ、全英オープン各2勝づつで計6勝。マスターズだけとっていないのだが、白人優越主義の強かった時代、積極的に出ようとはしなかった。殿堂入りも果たした。

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