名手・達人の言葉

2005.03.02

 ゴルフスウィングにおいては、例えば重量上げのような「力」は不要である。

 必要なのはクラブをムチのように振るという「振り切り」のスピードである。そこにはむしろ力は邪魔で、脱力したほうが飛ぶというのはほとんどのゴルファ‐が経験ずみであろう。

 曰く「軽く振ったら今までみたことないような球が出たよ」というあれである。

 ニクラスは子供の頃から神童と呼ばれ、プロ入りしたときからビッグドライブで、ギャラリーの度肝を抜いた。今のタイガー・ウッズの出現と同じだ。パワーゴルフの到来である。それにニクラスは太っちょでもあったから、いかにも力のみで打ってるという印象をだかれたのである。

 それに対抗する意味と、むろんゴルフの本質はそうじゃないんだよとの諭しの意味から、冒頭のような言葉を残したのであろう。

 

■ジャック・二クラス
1940年、米国オハイオ州生まれ。10歳でゴルフを覚え、12歳から5年連続で州ジュニア選手権優勝。神童と呼ばれ、その後も全米アマ2勝して、61年プロ入り。そして翌年にははやくも全米オープン優勝。そのときはヒーロー、A・パーマーを破っての勝利で、太ってもいて敵役となった。しかし72年には巨漢からスリムへ、GIカットから長髪へイメージチェンジを果たし、帝王とよばれる道をひた走った。ツアー73勝。シニア他32勝。なかでも4大メジャー勝利数18は未だ破られていないし、同じく4大メジャーでの2位も19回と圧倒的。もちろんグランドスラマーで、殿堂入りも果たしている。20世紀最大のゴルファーにも選ばれている。

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