名手・達人の言葉

2005.02.09

パットのラインは第一印象が正しく、修正するとたいがい失敗する ――ケリー・ミドルコフ

 いわゆるファースト・インスピレーションというやつである。
 オンしたボールに向かって、グリーンに上がっていくときに見た第一印象のカンがいちばん正しいというわけである。

 カンは理屈とは違う。理詰めに考えるゴルファーはショットはいいのに、パットはまるで苦手ということが多い。最初にみたひらめきを信じてエイヤーと歯切れよく打つ人にパット名人が多いのはたしかである。

 日本でも鬼才といわれた戸田藤一郎も「第1感が正しいんや。グリーンへ上がったら、(ラインをみるため)うろうろせずさっと打つやつがパットはうまいんや」というのが口癖だった。
 ラインを見すぎると迷ってくる。そうなると、パッテイングに歯切れがなくなってしまう。みるのは第一印象を確認するために、というのがミドルコフのいいたいことなのだ。

 これはグリーンオンを狙うときのクラブ選択も同じことがいえて、迷ったら最初の判断に戻ったほうが、成功の確率が高いと喝破したのはトム・ワトソンだった。

 

■ケリー・ミドルコフ
1921~98年。米国テネシー州生まれ。歯医者からプロゴルファーに転じて話題を呼んだ。メジャー勝利3勝。1949年、56年に全米オープン。55年マスターズ。PGAツアー37勝。86年にはゴルフ殿堂入りを果たした。77歳で没。

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