名手・達人の言葉

2004.11.11

ゴルフは、ある程度の上品さがなければ、ゲームが成立しない――ウィリアム・バーグ

 たとえば野球には併殺とか、盗塁とか、牽制球とか、物騒だったり意味深な表現が多いが、これは相手の弱点を衝いたり、駆け引きしたりというのを愉しむ要素をもつスポーツだからであろう。

 ところが、ゴルフには相手を痛めつけたり、弱みにつけこんだりという要素は、ない。自分が持っている技術や、重圧にうちかつ克己心をもって自由にコースに相対する。この自由さは競技者全員に与えられる。またこの自由さは完全でなければならず、相手がプレー中は静粛にして邪魔をせず、いらだたしさをそそるような行為は絶対にさけなければならない。

 そのうえ、ゴルフにはよほどの試合のほかはレフェリーはつかない。自分が唯一の審判、裁定者なのである。競技においては、マーカー制でお互い審判の役目をしあい、また自分が見える競技者に反則があった場合は競技委員に報告する義務も負っている。
 以上のような理由で、ゴルフが他のスポーツと全く違う競技であり、だからこそ、ゴルファーには強い責任感と品性が必要なのであり、要求されるのである。

 ほら、これを見ているあなた! このゴルフの精神を知れば、マナーの大切さがよく分かったでしょう!

 

■ウィリアム・バーグ
1902年~72年。米国オハイオ州出身。インバネスクラブ所属。1931年全米オープン優勝。同年の全米プロでは準決勝まで進む。ライダーカップ2回出場。

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