名手・達人の言葉

2004.10.20

ゴルフの技術は「出来た!」のは、終わりではなく、始まりなのだ――青木功

『週刊新潮』04年10月7号「おれのゴルフ」に掲載されていた名言だ。アマチュアゴルファーであってもどうしても身につけなければならない技術(スキル)がある。たとえば、バンカー越えなどで高く上げて止まる球や、左足下がりのライからのショット、30ヤードの距離のエクスプロージョンなど、ステップアップしていくためにはそのつど越えなければ前にすすめない技術習得があるからだ。

 こんな場合、ともかく一所懸命練習して、あるとき、出来た!と思う。いったんモノにした技術はそこでフィニッシュ、と思うのが普通のゴルファーである、というのが青木の見解である。ゴルフの技術は忘れやすい。数分前に出来たと思っても手のなかの砂のように崩れていくもろいものだと青木はいうのだ。少なくとも、プロはいや、青木自身、出来たと思うところから、すべては始まったのだと。バンカーショットは出来たと思った時点から3日やり続けたという。

 日本アマを6回獲った故中部銀次郎氏の口癖は「わかったと思うな」だった。わかった、出来た、と思う時点で成長はとまるのである。

 編集子も含めた凡百のゴルファー諸氏、もって銘ずべし!

 

■あおき・いさお
1942年8月31日、千葉県我孫子市生まれ。29歳で「関東プロ」に初優勝と遅咲きながら、それからの活躍はジャンボ尾崎と人気実力とも2分し、日本プロトーナメントを隆盛に導いた。国内での勝利数もさることながら、海外での活躍は、『オリエンタルマジシャン』と呼ばれ、「世界のアオキ」と絶賛された。とくに、80年、全米オープンでの帝王二クラスとの死闘は伝説として後世に長くつたえられるだろう。国内56勝。シニア7勝、海外4勝、海外シニア9勝、海外グランドシニア3勝。2004年、アメリカでゴルフ殿堂入り。

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