数字の部屋

2013.06.26

ツアーの優勝最多ストロークは?

ツアーの優勝最多ストロークは?

 見ごたえがありました、先週のツアー選手権! 初日、二日目は松山くんと遼くんのペアリングで注目を集め、最後は小平智選手が初優勝を初メジャーで飾るというドラマ。若い力の台頭を感じさせました。

「国内ツアーも盛り上がってきたわね。でも松山くん、全米オープンからの帰国初戦で7位タイというのはやはりすごいわ。なにしろ舞台のメリオンは狭いフェアウェイと長くて粘りのあるラフ、そしてグリーンが超高速であることから全米OPでも一、二の難度を誇るのコースだもの、疲労度はかなりのものだったはずよ」

試合後に咳き込んでいたのが印象的でした。やはり万全の体調ではなかったのでしょうね。しかし全米OPは他のメジャーと比べても厳かな雰囲気があります。例えば、アグレッシブなパフォーマンスが試合を盛り上げるマスターズとは違って、求められるのはボギーを叩かないゴルフ……というような。

「うん、今年の優勝者であるジャスティン・ローズのスコアが通算1オーバーなのが如実に表しているわね」

世界のトッププレーヤーの我慢比べ。“タフでなければ生きていけない”というハードボイルド小説の台詞が思い浮かびます。そういえば、日本のツアーには優勝スコアがオーバー・パーになるような試合はほとんどありませんね。

「それはいえるわね。だけど、国内男子の優勝最多スコアはちょっとすごい数字なのよ!」

わかりました。99年の日本オープンですね。舞台は難度の高さで知られる北海道の小樽カントリー倶楽部(パー72)。勝者は尾崎直道選手で、優勝スコアは何と298ストローク、つまり通算10オーバーでした! 1973年のツアー制度施行後のダントツな記録です。

「この試合で選手を苦しめたのが強風よ。特に最終日は最大風速19mと台風並みの風が吹き荒れたの。屈指のパワーヒッターである尾崎健夫選手の『ドライバーショットが風で60~70ヤードも曲がるんだ……』というため息まじりのコメントは、状況の凄まじさを表しているわ。ちなみにこの最終日の平均スコアは79.794。私もTVで観戦したけど、立っているのもやっとなほどの風でのプレーは気の毒だったわ」

それでも平均スコアが79.794というのだから、僕はそこにプロの凄味を感じます。プレーが思い通りにいかないと、他に責任を転嫁したり、集中力を切らしたりするのが僕たち一般アマチュア。ツアープロの強い精神力は見習いたいです。でも、僕だったらどれくらい叩いていたかな……。ああ、想像するだけでゾッとする!

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