数字の部屋
2013.02.21
女子ツアー優勝者の平均年齢はこの10年で何歳若くなった?
2月は日本の女子アスリートが国際試合で大活躍。フィギュア4大陸選手権で浅田真央らがメダルを独占すれば、スキージャンプでは16歳の高梨沙羅がW杯で3連勝。さらに女子アイスホッケーは、日本勢としてのソチ五輪出場権獲得一番乗りを決めました。
「とりわけ印象的だったのはアイスホッケーの女子チーム。代表の中には、女子アイスホッケーをメジャーにしたいという強い思いから、アルバイトをしながら競技を続ける選手が少なくないというから、すごい覚悟よね」
女子アイスホッケーで目を引いたのが選手の若さです。代表20人の平均年齢は22.7歳、なかには16歳の選手が2人いるんですよ。
「まさにヤングパワーね。ゴルフでも去年は韓国の16歳のアマチュア、キム・ヒョージュがサントリーレディスオープンで優勝して話題になったものだわ」
確かにゴルフは若年化が著しいといわれます。特に女子はその傾向が顕著ですが、10年前と比べると、どれくらい若くなっているのでしょうか? 2003年と2012年のツアー優勝者の平均年齢を比べてみます。
「10年前か……うん、よく覚えているわ。女子プロゴルフ界でエポックメーキングな出来事があった年だもの」
その2003年は30試合が行われて、延べ30人のチャンピオンの平均年齢は27.7歳でした。一方2012年は35試合で、35人の優勝者の平均年齢は25.4歳。10年前と比べると2.3歳若くなっています!
「2003年は当時高校3年生のアマチュアだった宮里藍ちゃんが、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで優勝した年ね。彼女はまだ18歳だったから、センセーショナルだったわ! また不動裕理(1976年生まれ)が大活躍、彼女は年間10勝をマークして賞金女王になったのよ。不動は当時26~27歳だったから、平均に近い年齢だったのね」
この年は、ク・オッキ(当時46歳)と塩谷育代(当時41歳)のベテラン勢が優勝しているのが目を引きます。それに対して2012年は、イ・チヒの33歳が優勝者の最高年齢。アラフォーからアラサーへ、時代の変化を感じますね~。
「もちろんベテラン勢にも頑張ってほしいけど、ツアーの活性化には若い力は欠かせない。今年も、昨シーズン初優勝した斉藤愛璃や木戸愛のようなフレッシュでインパクトのある選手の登場を期待したいわ。私の注目は19歳の比嘉真美子よ!」
今年の女子ツアーは3月8日のダイキンオーキッドで開幕。僕のオススメは笑顔がキュートな豊永志帆です!!