数字の部屋
2012.12.06
18ホールの最速ラウンド記録は?
やりました! 記録達成です。前回のゴルフ、朝から流れがスムーズで気持ちよく回れました。1番ホールからその予感はありましたが、ゴルフはやっぱり平日に限りますね。
「ついにやったのね! 最近、練習に熱が入っていたものね」
はい、やりました。パットがもう少し入れば、もっといい結果が残せたのですが……。
「それは今後の課題ということで。何はともあれ念願の100切り、おめでとう!」
100切り? いったい何の話ですか? 僕は、友人と2人でラウンドしてハーフを1時間30分でプレーしたんです。それまでの記録を10分以上短縮したんですよ! 打っては走りの繰り返しで、ゴルフというより障害物競争という感じでしたけれどね。
「……呆れた。プレー代を払ってそんなことしてるようじゃ、上手くなりそうもないわね」
でも、プレー時間重視でスコアを気にしなかったためか、肩の力が抜けてショットの調子がよかったんです。これって上達のヒントじゃないですか?
「短時間のプレーといえば、プロツアーでは不動裕理の2時間16分(18ホール・2009年リコーカップ)という例があったわね。そういえば、1ラウンド・18ホール世界最速記録というのがあるのを知ってる?」
面白そうですね。調べてみます。
わかりました。スティーブ・スコットという米国の陸上選手が、1982年にカリフォルニア州アナハイムのミラーGCで29分33秒をマークしています。これが18ホールの世界最速記録。ちなみに、この時手にしたクラブはわずか2本で、スコアは95だったそうです。スコットさんは1500m競技の選手で、世界選手権で銀メダルを獲得したトップアスリートです。
「マラソンのトップランナーは1キロを3分前後で走るのよ。18ホールの合計を6キロと考えると移動に18分。これをスコットさんのケースにあてはめるとプレー時間は11分33秒。1打平均7秒という計算よ」
スコットさんの場合はちょっと極端ですが、やっぱり“PLAY FAST”は好結果を生むんですね!
「ゴルフはリズムということね。次のラウンドでは、そこを意識してみたら念願の100切りかもよ」