数字の部屋

2012.06.21

最も効率よく飛ばすツアープロの“飛距離効率”は?

droom120621

 今シーズン、日本の男子ツアーが面白い。主役は何といっても、藤本佳則選手と川村昌弘選手のルーキー・コンビ。先日の日本ゴルフツアー選手権では藤本選手が優勝。一方の川村選手も5位タイと試合を盛り上げた。

「藤本選手のデビュー5試合目での優勝はツアー最速タイ記録。また川村選手はこの春高校を卒業したばかりの18歳。4月のつるやオープンでは3位タイに入っているわ。こちらも、いつ勝ってもおかしくない逸材ね」

ツアー選手権をテレビ観戦して驚いたのが、藤本選手のパワーです。資料によると、藤本選手の身長は165㎝で体重68㎏。プロゴルファーとしてはかなり小柄です。にもかかわらず今季のドライビングディスタンスは284.96ヤードでランクは38位。大したものです。

「身体は小さくても、あの逆三角形の上半身を見るとすごく鍛えられていることが分かるわ。ゴルフでは体重がある方がボールは飛ぶという説があるようだけど、藤本選手を見ていると、必ずしもそれがすべてというわけではない感じがするわね」

軽量級の飛ばし屋というのは、しなやかさが感じられてかっこいいですもんね。そういえば、日本のツアープロで、その最たる選手は誰でしょう?
というわけで今回は、昨年の賞金ランク上位70人の平均飛距離(昨年の記録)÷体重を調べてみました。数値が高い選手ほど、効率よく飛ばしているということです。その結果は、全員の平均値は3.68、数値が最も高かったのは近藤共弘選手の4.67(=280.12ヤード÷60㎏)です。

「なるほど、わかる気がするわ。近藤選手のスウィングは、まさにしなやかで、ムチのように体を使っているもの。しかもイケメンなのよね~」

……オホン。2位は上平栄道選手の4.61(=267.44ヤード÷58㎏)です。彼は身長が158cmと小柄なので、「意外性の飛ばし屋」という意味ではインパクトが強いかもしれません。逆に数値が最も低いのは、タイのキラデク・アフィバーンラト選手。平均飛距離290.14ヤードの飛ばし屋で、体重104㎏の巨漢です。数値は2.79でした。ちなみに藤本選手は今季ここまで、4.19(=284.96ヤード÷68㎏)、川村選手は3.91(=281.65ヤード÷72㎏)という数値です。どちらも平均以上、優秀な成績ですね。

「こういう数字は、選手や飛距離をちょっと違った角度から見るようで面白いわね。やるじゃない、新人くん」

はいっ、また違ったデータも考えてみます!

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