数字の部屋

2012.06.14

全米オープン優勝者の平均スコアは?

droom120614

 今季メジャー第2戦、全米オープンがいよいよ開幕。日本勢は石川遼選手や谷口徹選手、藤田寛之選手、高山忠洋選手ら4人が出場。果たしてどんな展開になるのか?

「今回の見どころは先日のメモリアル・トーナメントで今季2勝目を挙げたタイガー・ウッズ。3月のアーノルド・パーマー招待で復活優勝を果たしながら、2週後のマスターズでは不発に終わっているだけに、今度こそV争いを演じてほしいわ」

昨年の全米OPはローリー・マクロイが初日から首位独走で完全優勝でした。通算16アンダー・268ストロークは72ホールの最少記録です。

「あのスコアは驚きだったわね。何しろ全米OPのコースセッティングは狭いフェアウェイと深いラフが特徴だから。最近は優勝スコアをイーブンパーと想定してセッティングが行われているそうよ。“グッドショットしても深いラフに苦しめられる”と嘆くプレーヤーも少なくないわね」

アグレッシブなプレーで盛り上がるマスターズと違って、選手に求められるのは忍耐力。だからこそ勝者は“最強ゴルファー”と称されるのです。この世界最難関トーナメント、優勝者の平均スコアってどれくらいなのでしょうか? ちょっとそれを調べてみます。
分かりました。といっても1800年代~1900年代初頭でスコアが不明な年があるので今回は1946年以降の記録を対象にしました。戦後の平均優勝スコアは-1.7で、平均ストローク数は280.3です。

「2006年(アンヘル・カブレラ)、2007年(ジェフ・オギルビー)と2年連続5オーバーで決着したような厳しいスコアこそが、全米オープンの本質なのかもしれないわ」

ちなみにストローク数は毎年の記録が残っているので計算してみました(競技が36Hで行われた1895~1897年は除く)。1898~2011年の平均ストロークは286.8。仮に試合がパー72で行われているとすれば、優勝の平均スコアは-1.2ということになります。
ところで今回はすごい数字を見つけました。1901年に優勝したウィリー・アンダーソンというスコットランドの選手の成績は何と331ストロークの43オーバー。この他にも1900年代の初めは優勝ストローク数が320以上という大会が何試合かあります。

「アンダーソン選手の場合、単純比較にはなってしまうけれど、去年のマクロイとは52打差ということになるのね。こういう数字を見ると、ギアやスウィング理論といった、ゴルフの進化も感じるわ」

今年はハイか、ローか……そんなふうに優勝スコアを予想しながら観戦するのも楽しいかも!

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