数字の部屋
2012.06.07
ドレスコードのあるゴルフ場の割合は?
新緑の季節。ベストシーズンとあって、ゴルフ場はどこも大賑わい。でもちょっと困るのがプレーの遅延だ。先日も、前でプレーするビギナーと思しき4人組の超スロープレーのお蔭でハーフに3時間近くを要した。何とかならないものか?
「ゴルフを始める人が増えるのはいいことだけど、マナーを知らずにコースに出るのは考えものね。もちろんコースデビューする前にマナーやルールをしっかり学んでいる人もいるけれど、最近はそうでない人が増えている気がする」
ゴルフ場もそれが悩みの種だそうですね。お客さんに直接注意するのもひとつの方法ですが、それをやるとその後の集客に影響が出るかもしれない。だから掲示板に貼り紙という消極策を取らざるを得ないわけです。
「“ハーフ2時間15分以内でプレーしましょう”、“グリーンのボールマークは直しましょう”――。確かに日本のゴルフ場はそんな貼り紙だらけ。おそらくその多さは世界一ね。貼り紙の多さはゴルファーのモラル低下を表しているといえそうよ」
スロープレーとともによく目にするのが、服装規定、俗にいうドレスコードについての貼り紙です。
「ゴルフ場によって方針が異なるから一概にはいえないけれど、あまり細かく服装を規定すると集客に響くから、最近は緩やかにしているコースが増えているらしいわね」
そういえば、今、ドレスコードのあるゴルフ場って全体の何%くらいでしょう? 調べてみます。
分かりました。今回はゴルフ場ガイド2012版に掲載されている全国の2322コースを対象にしました。それによるとドレスコードのあるコースは1564で全体の67%です。
「う~ん、昔は、ほとんどのコースにドレスコードがあったイメージがあるのよね。過半数とはいえ67%というのは、個人的には少ない気もする」
東日本・西日本で見ると、東日本は1241コース中758コースがドレスコードあり(61%)で、西日本は1081コース中806コース(75%)。どちらかというと、東日本のゴルフ場の方が服装には寛容といえそうです。
「ドレスコードがないからといって、どんな服装でもOKということにはならない。忘れてならないのはゴルファーとしての常識と、マナーなのよね」
特に夏は服装がラフになりがちです。僕も気を付けなければ!