数字の部屋

2012.01.12

宇宙でボールを打った時の飛距離は?

droom120112

 小惑星探査機『はやぶさ』の帰還や日本人の宇宙長期滞在など、最近は宇宙についての話題で盛り上がっています。上も下もない無重量の世界。実は僕も興味があるのですが……。

「海外旅行にはもう飽きた。今私が憧れるのは宇宙旅行。宇宙から青い地球を眺めると人生観が変わるっていうけれど、本当かしら?」

民間人の宇宙旅行のことなら、僕もネットで見たことがあります。宇宙船は音速の3倍以上という超高速で高度100キロの空間へと上昇し、そこで無重力を体験するそうです。宇宙空間での滞在時間はわずか数分。で、費用は何と10万ドル。我々庶民には縁のない旅ですが、かなりの人気だとか。

「10万ドルということは円換算で約790万円。もう少し待てば宇宙旅行も安くなるかも」

もし宇宙に行けるのなら、ひとつやってみたいことがあります。それはゴルフのショット。無重力状態の中でボールはいったい何ヤード飛ぶでしょう?

「その実験なら2006年11月に国際宇宙ステーションの飛行士が行っているわよ」

えっ、本当ですか? 調べてみよう。
分かりました。ショットに挑戦したのはロシアのミハイル・チューリン宇宙飛行士です。高度400キロの宇宙ステーションに滞在していたチューリン氏は船外活動の際、6番アイアンを使って3gの超軽量ボールをティショット。プッシュアウトしたもののボールは宇宙空間へと飛び出しました。当初の試算ではボールは3~4年間地球の周回軌道を回り続け、大気圏に突入して燃え尽きてしまうまでの飛行距離は約3兆6960億ヤードということでした。

「3~4年間も宇宙空間を漂うゴルフボール……ロマンね」

ちなみに距離に関してですが、米航空宇宙局(NASA)では、ボールは3日ほど地球を周回し、大気圏で燃え尽き、その飛距離は百数十万キロ程度という見方を示したそうです。いずれにしても夢のような飛距離ですが。

「宇宙でゴルフといえば、1971年のアポロ14号の月面ゴルフも有名ね。月の重力は地球の約6分の1。重い宇宙服を着用していたけれど、アラン・シェパード船長は6番アイアンで約400ヤード飛ばしたそうよ」

どちらも6番アイアンというのが興味深いですね。それにしても、自分の打球が彼方に消えていくのは、さぞかし気持ちもいいものでしょうね。宇宙でゴルフ。想像するだけで爽快です!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー