数字の部屋
2011.09.15
シニアツアーの最年長優勝は?
今週と来週は2週続けて週末3連休。サラリーマンのみなさんは楽しそうだけど、僕たち図書館員は仕事が忙しくなりそうだ。何しろ読書の秋だからね。よしっ、気持ちを引き締めようっと。
「9月19日は敬老の日で、23日は秋分の日か。いよいよ秋本番ね。ところで新人くん。敬老の日の由来って知ってるかな?」
うっ、わ、わかりません(最近、このパターン多いな)……。
「聖徳太子が四天王寺に身寄りのないお年寄りたちのために『非田院(ひでんいん)』という施設を作ったのが593年の9月15日。それにちなんで9月15日が敬老の日になったといわれるの。もっとも敬老の日が9月15日だったのは2002年までで、それ以降は9月の第3月曜日になったけど」
なるほど、それにしても最近のお年寄りはとても元気です。先日、あるコンペで一緒に回ったお年寄りがものすごくボールを飛ばすので、無礼を承知で歳を尋ねると70歳とのことでした。本当にびっくりです。
「最近はシニアツアーも面白いわね。選手は50歳代のプレーヤーが多いけど、時には60歳代の選手が活躍することもある」
60歳代の選手が優勝なんていったら大会は盛り上がるでしょうね。
「それがあるのよ。もちろんシニアツアー最年長優勝よ」
それって誰ですか? 調べてみます。
分かりました。2008年11月の鬼ノ城シニアオープンで青木功選手が優勝。この時青木選手は66歳2カ月で、自らが前年の日本シニアオープンでマークした65歳2カ月の最年長記録を更新しました。
「最終日、渡辺司選手とのプレーオフを、4ホール目で制したのよね。レギュラーツアーにもひけをとらない、まさに激闘だったわ」
さすがは“世界のAOKI”。ドラマチックな展開ですね。
「しかも青木選手は、07年の日本シニアオープンで最終日65。そして08年の鬼ノ城シニアではやはり最終日に66をマーク。つまり2年連続の最年長記録は、いずれもエージシュートのおまけつきってわけ。やることが違うわね」
青木選手は、今年のコマツオープンでも69で回り、69歳で自身3度目となるエージシュートを達成しています。
「老いてますます盛ん、とはこのことね。これからもどんどん記録を作ってくれるはずよ」
石川遼選手がマークした数々の最年少記録もいいけれど、青木選手のこれらの記録はやはり年配者層にとってはうれしいニュースでしょう。シニアツアー最年長記録更新、近々あるかもしれませんね!