数字の部屋

2011.08.18

1ラウンドでホールインワンからトリプルボギーまで出る確率は?

droom110818

  本当にゴルフは何が起こるか分からない。7月のスタンレーレディス初日。有村智恵選手がアルバトロスとホールインワンを達成。国内ツアーでは初めての快挙だそうだ。

「本当にびっくり。何しろアルバトロスとホールインワンを同時に達成するには毎日ラウンドして3万年に1回といわれるのだから」

調べたら、今から3万年前ってネアンデルタール人が絶滅したころなのだそうです。といっても全然ピンと来ません。何しろネアンデルタール人って世界史の教科書でしか見たことがありませんから。

「ドイツのネアンデルタールで化石が見つかったから、この名前がついたのよね……。おっと、話が逸れたわ。それより、もっと気の遠くなることを考えてみましょう。1ラウンドでアルバトロスからトリプルボギーが出る確率は? せっかくだから、この際ありふれたパーとボギーは除外しましょう。そうすると数字はさらに天文学的なものになる」

面白そうですね! 調べてみます。
分かりました。今回はLPGAのデータで調べてみました。それによると過去10年間の総ラウンド数は8万6190回。その間、アルバトロスが5個、ホールインワンが143個。そしてイーグル1661個、バーディ19万7389個、ダブルボギー3万3749個、トリプルボギー4155個が記録されているそうです。

「やっぱり、アルバトロスの数は少ないわね。ちなみにLPGAの歴史では、過去に増田節子選手、足立香澄選手、福島晃子選手、川浪由利選手、大竹エイカ選手、辛炫周選手、李知姫選手、上田桃子選手、有村智恵選手と9人がアルバトロスを達成しているわ。有村選手は2009年、今年と2回達成しているけれど、これは史上初のことよ」

アルバトロス以外は、さすがに膨大な数になりますね。でも、この数字をもとに計算していけば、確率が出るはずです。

「つまり、総ラウンド数8万6190回をスコアが出た回数で割れば何ラウンドで1回、そのスコアが出るかが分かるというわけね。例えばアルバトロスは8万6190÷5で1万7238回に1回。智恵ちゃんが達成したアルバトロスとホールインワンの同時達成は、(8万6190÷5)×(8万6190÷143)で1038万9812回に1回。1年・365日で割ると2万8465年に1回ということになる。おおよそ3万年に1回ね」

それで(8万6190÷アルバ《5》)×(8万6190÷ホールインワン《143》)×(8万6190÷イーグル《1661》)……×(8万6190÷トリプル《4155》)を計算しました。
結果は何と124億3159万2954回に1回。これを365日で割ると3405万9158年。3400万年前の地球はというと……だいたい、南極大陸に氷床が形成されたころだそうです。あっ、ちょっとめまいがしてきました。

「大丈夫? 本当に気が遠くなりそうね。新人くん、今回は頑張ったじゃない。お疲れ様でした」

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