数字の部屋

2011.08.11

全米プロの優勝者で最低の世界ランクは?

droom110811

  今年の全英オープンは見応えがありました。優勝は42歳のダレン・クラーク。20回目の挑戦でつかんだ全英OPのタイトルです。

「これで6月の全米オープンで優勝したローリー・マクロイに続いて北アイルランド勢がメジャー2連勝。この1年でゴルフの勢力図が随分と変わったわね」

誰が勝つか分からない。世界のゴルフはまさに群雄割拠の時代ですね。今週はいよいよ今季のメジャー最終戦・全米プロゴルフ選手権。昨年はバッバ・ワトソンとのプレーオフを制したマーティン・カイマーが優勝しました。

「こういう言い方をすると選手には失礼だけど、全米プロは他のメジャーと比べると意外性のあるプレーヤーが勝つケースが多い。その代表は1991年のジョン・デーリー。その試合では補欠からの繰上げ出場で優勝。メジャー1勝目が米ツアー初優勝になった」

その話なら聞いたことがあります。デーリーはその勝利で“シンデレラ・ボーイ”と呼ばれたそうですね。しかも独特の風貌と並外れた飛距離で人気選手になりました。

「全米プロで勝つ直前のデーリーの世界ランキング(当時はSONYランキング)は168位。まさにシンデレラ・ストーリーよね」

世界ランキングが制度化されたのが1986年。それ以来、168位より低いランキングで、全米プロに勝った選手っているのでしょうか? 調べてみます。
いました! J・デーリー選手よりも低い世界ランクながら、全米プロを制した選手が。2003年のショーン・ミキール選手で、大会直前の世界ランクは169位。全米プロの勝利でランクが46位にランクアップしています。

「4アンダーのフィニッシュだったわね。試合後のインタビューで、本人も『予選通過が目標だった。信じられない』と言っていたのが印象的だった。その後1勝もできていないけれど、06年の全米プロで2位になったのだから、この大会は得意なのでしょう」

この他100位以下で全米プロを制した選手としては、09年のY・E・ヤン選手がいます。こちらは110位だったランクが全米プロの勝利で34位まで上がりました。

「誰もが予想しなかったプレーヤーが大舞台で勝利するって、とてもドラマチックよね」

調べて面白かったのが、ショーン・ミキールが勝った03年は、4大メジャー優勝者がいずれも初メジャー制覇だったことです。

「今年はこれまで、マスターズがシュワーツェル、全米OPがマクロイ、全英がダレン・クラーク……全部初メジャーじゃない! ということは、今年もメジャー最終戦でシンデレラボーイが誕生するかも?」

昨年の全米OPから先日の全英OPまで5戦連続でメジャー初優勝のチャンピオンが誕生していますからね。ブリヂストン招待で4位に入った石川遼選手はどんなプレーを見せてくれるのでしょうか。世界ランクは40位に上がり、もはや大穴とはいえない存在になりましたが、こちらも楽しみです。

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