数字の部屋
2011.06.16
全米オープンと全米アマの両方を制したのは何人?
雨の日のゴルフ。やっぱりモチベーションは上がりません。先日のゴルフも大雨の中でのラウンド。自分のスコアよりも、残りホールを数えていた。梅雨が明けるまでプレーはお休みにして、TVでトーナメント観戦を楽しむことにしよう。
「今週はいよいよ全米オープン。4大メジャーの中でも最もタフなセッティングで行われるだけに、選手たちにはバーディを狙う積極性ではなく、パーを積み重ねる忍耐力が要求される。言わば我慢比べね」。
深いラフとタイトなフェアウェイ。そして高速グリーン。マスターズとは違った面白さがあります。最近の全米OPで印象的なのはやはり08年大会です。左膝の故障をおして出場したタイガー・ウッズがロッコ・ミーディエイトとのプレーオフを制して優勝。ミーディエイトのプレーも素晴らしかった。あのプレーオフには本当に感動しました。
「タイガーは現在、全米OP3勝。全米ゴルフ協会(USGA)が主催する男子競技には他に、全米アマチュアゴルフ選手権や全米ジュニアアマチュアゴルフ選手権があって、タイガーはそれぞれ3連覇を果たしている」。
全米アマチュアといえばあのボビー・ジョーンズも勝っていますよね。
「その通り。B・ジョーンズは全米アマ5勝を挙げているわ。一方の全米OPは4勝している」。
全米アマチュアと全米OP。どちらも世界のトッププレーヤーが憧れるビッグタイトルです。両大会を制した選手ってこれまでに何人ぐらいいるんでしょうか? 調べてみます。
分かりました。全米OPと全米アマチュアはどちらも1895年創設で、初めて両方の試合を制したのはフランシス・ウイメット(1913年に全米OP、1914年全米アマ)。以来、タイガー・ウッズまで11人の選手が両方のタイトルを手中に収めています。中にはアーノルド・パーマーやジャック・ニクラスの名前もあります。ただ、全米アマ、全米OPの両方で勝利というケースは徐々に減っており、1980年代以降で達成したのはT・ウッズただひとりです。
「選手の層が厚くなって、競争が厳しくなったということね」。
僕たちにすれば、それだけ見ごたえある試合を楽しめるということです。日本でのTV放映は明け方なので、とりあえず大会期間中は睡眠不足に気をつけるようにします。
「……当たり前よ!」。