数字の部屋

2011.05.26

親子で優勝したプロは何組いる?

droom110526

  アメリカの古い笑い話をひとつ――。怠けてばかりの息子に父親がひと言。“ジョージ・ワシントンはお前ぐらいの年齢の頃にはもう働いていたんだぞ。少しは見習ったらどうなんだ”。それに対して息子は応えました。“そうは言うけど、ワシントンはお父さんの歳の頃には大統領になっていたんだよね”。

「素晴らしい切り返し。でも子は親の背中を見て育つっていうから、この親子は案外似た者同士かもね」

それは言えるかもしれません。親子ってどこかが似ています。例えばボクの親父は何でも一生懸命やる人だけど、どこか抜けたところがあります。どうやらボクはそのDNAを受け継いでいるらしい。
ところで噂によると先輩のお父さんって、大会社の重役なのだそうですね。(小声で)やっぱりタカビーな人ですか?

「え、何か言った?」

いえ、こちらの話です。気にしない、気にしない。でも最近つくづく思うんです。ボクの場合は、親父が平凡な人でよかったって。偉い人や有名な人だったら、きっとボクはプレッシャーに押し潰されています。

「何かにつけて親と比較されるのは嫌よね。特に大変なのはスポーツ選手の場合。何しろ数字という格好の比較材料があるから」

スポーツ界では偉大な選手の子どもは成功しないというジンクスがあるようですが、ゴルフの世界ではどうなのでしょう? 例えば、親子でツアー優勝達成って何組くらいいるのでしょうか? 調べてみよう。
わかりましたよ。PGAツアーの記録でいえば、143年前にトム・モリス親子が全英オープンで達成して以来、2010年のジェイ・ハース&ビル・ハース親子まで8組。欧州ツアーでは3組の親子チャンピオンが誕生しています。

「昨年のボブホープ・クラシックでのビル・ハースの勝利は印象的だったわね。何しろこのトーナメントは1988年にお父さんのジェイが優勝した大会でもある。一方、あと一歩というところで記録を逃した親子もいる。ジャックとゲーリーのニクラス親子よ。息子のゲーリーは2000年のベルサウス・クラシックでプレーオフを戦った。その時の相手はフィル・ミケルソン。結果はというと、あっけなく敗れてしまった」

そこでもしゲーリーが勝っていたなら、ニクラス親子も達成したということで、この親子ツアー優勝記録はもう少し注目されるようになったかもしれませんね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー