数字の部屋
2010.09.09
女子プロ同一大会の連覇世界記録は?
今季5勝目を飾った藍ちゃん。本当にすごいなあ。賞金ランクも目下トップ。早くも賞金女王が見えてきた感がある。このまま独走だ!
「国内のゴルフトーナメントもこれからが楽しみ。秋は男女とも人気の大会が目白押しだからね。石川遼くんが今年はあと何勝するか。女子は今年も混戦模様よ」
そういえば国内では今日から今季女子メジャー第2戦、日本女子プロゴルフ選手権が始まりますね。昨年は諸見里しのぶ選手が2位に6打差をつけて優勝。勝てば翌年から3年シードを獲得できる公式戦だけに、今年も選手の緊張感溢れるプレーが楽しめそうです。
「日本女子プロゴルフ選手権は1968年から続く伝統あるゴルフトーナメント。かつては、ある名選手がすごい記録を残しているわね」
それって何ですか?
「大会の歴史を辿っていけばわかるわよ」
さすが先輩。簡単には教えてくれないな。よし、調べてみよう。
そうか、わかったぞ! 樋口久子さんの大会連覇記録だ。樋口さんは1968年の第1回大会から1974年の7回大会まで連続優勝している。7連覇って、もしかして女子の同一トーナメントでの連続優勝記録?
「その通り。当時は日本女子プロ界の黎明期。今ほど選手層が厚くなかったという見方もあるけれど、樋口さんが強かったことは確かよ」
何しろ、1977年には全米女子プロを制した選手ですからね。
「1968~1971年は日本女子オープンでも4連覇している。これは同一トーナメント連続優勝第3位の記録よ」
ちなみに米女子ツアーでは、アニカ・ソレンスタムが2001~2005年のミズノクラシックで達成した5連覇という数字があります。ミズノクラシックは日本ツアーの試合でもあるから、これが同一大会連続優勝記録の第2位ということになります。
「選手も生身の人間だから調子の波はあるはずよ。しかも勝利を重ねるごとにプレッシャーは大きくなる。それを跳ね除けて勝利するのだから、同一大会連勝記録は一流の証ね」
まさに、その通りです!