数字の部屋
2010.07.15
全英オープン、最年長優勝は何歳?
サッカーのワールドカップが終わったと思ったら、今週は全英オープン。またもや夜中はテレビに釘付け。ボクの睡眠不足はしばらく続きそうだ。
「なるほど、それで謎が解けたわ。梅雨入りしたあたりからボーッとしてるから、何か悩みがあるのかと心配してたのよ。原因はサッカーね」
へへへ、どうもすいません。
「で、その全英オープンだけど、実は私も楽しみにしているの。昨年はトム・ワトソンがあと一歩というところで優勝を逃した。試合後『まだ戦える』と語っていただけに、今季も好調だから期待できそうよ」
最終日最終ホールのボギーは本当に残念でした。2メートルのパーパットが決まっていれば59歳10カ月15日の全英オープン最年長優勝記録。というよりも、四大メジャー最年長優勝記録でしたからね。ゴルフトーナメントの観戦であんなにドキドキしたのは初めてです。歴史が変わる瞬間だったかもしれませんから!
「全英オープンといえば、一昨年の大会も面白かったわ。注目されたのは当時53歳のグレッグ・ノーマン。結局3位タイに終わったけれど、最終日は一時首位に立ったわ。大自然のコースが舞台だけに、パワーよりも技術や経験がモノを言う。それが全英オープンなのかもしれない」
ベテラン勢にこそチャンスがあるわけですね。それにしても、これまでの全英オープン最年長優勝記録って何歳なんだろう? 調べてみよう。
わかった。トム・モリス・シニアの46歳99日だ。この記録は1867年というから、日本では明治維新の前年。なんと143年も破られていない大記録だ。ちなみに最年少記録は、トム・モリス・シニアの息子のトム・モリス・ジュニアが翌年の1868年に樹立した17歳5カ月8日。これはメジャー最年少優勝記録でもある。
「若手といえば、今年の全英には日本から石川遼くんと薗田峻輔選手の先輩後輩コンビも出場する。二人がどんなゴルフを見せてくれるのかも楽しみね」
それにタイガー・ウッズのプレーも見所です。舞台はゴルフの聖地、セントアンドリュース・オールドコース。ああ、やっぱり眠れそうにありません。
「こりゃ、だめだ」